群馬県内の神社仏閣、遺跡・史跡・古墳、資料館・博物館・テーマパークなど、自分で行って見てきたところを紹介しているブログ。名付けて「上州まったり紀行!」。もともとは「上毛かるた」巡り(上毛かるた紀行)から始まった「紀行もの」。
カテゴリーの基本は群馬県の市町村別だけど、テーマ別(有名人のお墓や遺跡・古墳とか)も作ってあるので、そちらからもどうぞ(神社仏閣はいっぱいありすぎて、まとめてない)。
現在、群馬県内の約2,300ヶ所の紹介記事をUPしてます。みなさんのご近所の何かが載っているかも?
「上州まったり紀行」の最新記事(10件)です。概要と記事中の写真を載せています。
大通寺は天文2年(1533年)に横瀬泰繁の室(大通寺殿蘭室玄芳大姉)が、金龍寺8世・大拙周芸大和尚を開山に招き創建したという。安政6年(1859年)に江戸幕府に提出した文書に記載されている旧梵鐘(先の大戦時供出され現存していない)の鐘銘では、天文2年に横瀬泰繁が室の菩提を弔うために大拙周芸を開山に招いて創建したとある。開基が横瀬泰繁かその室かの違いはあるが、横瀬氏ゆかりの寺でとなる。
当地には「小角田前古墳群」と称する大古墳群が存在していたといわれ、京の都に晒されていた新田義貞の首を妹婿の世良田満義が秘かに持ち帰り、そこに葬ったという伝承がある。昭和7年・8年(1932・33年)の発掘調査で、小丘(1号墳後円部)から「義貞公」と刻まれた骨壺の破片、人骨が発掘されたという。令和元年(2019年)から新田氏研究会・小角田地区有志が復元の努力をしてきている。
清泉寺の創建は不詳だが、平安末期に源義平の妻(祥寿姫)がここに庵を結んだのが始まりとされる。源義平は源義朝の長男で、頼朝や義経の兄に当たる。祥寿姫は新田義重の娘である。その後、江戸時代の寛保年中(1741~44年)に高健教岳により中興されている。清泉寺には源義平の墓と伝わる石塔がある。六条河原に晒されていた義平の首を、祥寿姫が秘かに上野国へ持ち帰り埋葬した場所が当地とされる。
世良田八坂神社は貞観18年(876年)の創建と伝わる。正保年間(1644~48年)に尾張国(愛知県)津島天王社から分霊を勧請している。これは室町時代に世良田政義の娘と尹良親王との子・良王が津島天王社の神主になっていたことに由来する。明治初期に天王社から八坂神社と改称している。八坂神社の夏祭りは「世良田祇園」として知られ、江戸時代から無病息災・家内安全・商売繁盛を願って現在まで継続されて来ている。
明けましておめでとうございます。みなさまにおかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。今年も「上州まったり紀行」をよろしくお願いいたします。みなさんにとって2025年が良い年となるよう祈念いたします。
「上州まったり紀行Award(アワード)2024」
・田中山長慶寺(太田市新田田中町)・御室山円福寺(太田市別所町)・赤城山雲昌寺(昭和村川額)・群馬県・埼玉県・栃木県の3県境(板倉町海老瀬)・板倉町文化財資料館(板倉町海老瀬)などが印象に残った。もちろん、これら以外にも印象に残った場所はたくさんあり、新しい発見もあった。
今年も「上州まったり紀行」をご覧いただきありがとうございました。みなさま、良いお年をお迎えください。
「上州まったり紀行」のトータルPVが200万回を達成した。だから何? との意見が大半だろうが、本人的には「よくここまで」の思いが強い。途中でOCNブログからライブドアブログに引っ越しをしているので、正しい数字ではないかもしれないが、それでもよく続けられていると思う。これも訪問していていただいた方々のおかげです。感謝しかないです。今後もよろしくお願いします。
下田島日吉神社は元弘年間(1331~34年)岩松時兼の末子・田島経国の勧請と伝えられる。明治41年(1908年)に西野谷春日神社・上田島稲荷神社など宝泉村内各社を合祀している。なお、上田島稲荷神社は昭和28年(1953年)に分祀している。鳥居(新設)や社殿は今年竣工したばかり。本殿内には竣工祝いの奉納酒が並んでいた。
稲荷神社の由緒は不詳。古老の話によれば明治17年(1884年)の創建という。明治39年(1906年)から進められた神社合祀政策(勅令)に従い、明治41年(1908年)宝泉村下田島(現太田市下田島町)の日吉神社に合祀された。その後、地元の要望があり昭和28年(1953年)に分祀され、現在地に再建されている。合祀後に火事が頻発し、火事が多く出るのは「神様がいないから」となったようだ。
中根八幡宮の由緒は不詳。境内社は稲荷神社と三峯神社など。社殿裏に富士塚があるが、頂上には台座しかない。浅間神社の石宮があったと思われるが。隣の中根集会所前には石塔類(庚申塔・二十三夜塔・青面金剛塔・馬頭観音塔など)が集積されている。青面金剛塔は享保3年(1718年)、馬頭観音塔は昭和3年(1928年)の銘があった。
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